▶︎すべての画像を見る 「偏愛さんいらっしゃい!」とは…… エア ジョーダンシリーズに向けられるあまりにも深い愛が、SNSで話題になっている人がいる。おっくんさんだ。
彼のインスタグラムを見ると、最新作からレアモノまで多士済々の豪華な顔ぶれ。しかし、多くのスニーカーヘッズたちの視線を一身に集める要因はそれだけじゃない。
なんと、書斎兼寝室として使用している部屋を、博物館のごとく作り変えてしまったのだ。となれば、どんな中身か気になるところ。我々は、おっくんさんの住む茨城県へと向かった。
エア ジョーダンの偏愛さんはこの人! おっくん●SNSなどで話題のスニーカーコレクター。特にエア ジョーダンへの愛はひとしおで、計150足ほどを所有し、それらを鑑賞するために部屋を作り変えてしまうほど。現在、自宅の庭にプチスニーカーミュージアムを作ろうと画策中。インスタグラムのフォロワーは約1.1万人。
自室をスニーカーショップのごとく作り変えた男
まず目に飛び込んでくるのは、壁面に整然と飾られているスニーカーの入ったクリアボックス。
ここだけ切り取れば、もうエア ジョーダンの専門ショップにしか見えないが、いったいなぜこのようなレイアウトに?
「スニーカーのデザインは非常に考え抜かれていて、いつまでも眺めていられるほどに純粋に美しい。それを箱にしまっておくのはもったいないと思ったんです。
だったらその美しさを寝るときも起きたときも目に入るような空間にしたいと。そこで、まずスニーカーを飾るボックスとラックを作ったんです」。
「というのも、保管用のスニーカー専用ボックスは既製品としても売られていますが、限られたスペースの中でそれを置いてしまうとサイズが大きすぎて数が置けないんです。また、アクリルの透明度が低くて靴が美しく見えない。だったら自分で作ろうと思い立ちました」。
そこで、建築士の友人にお願いし設計図を作成。エア ジョーダンの片足がちょうどハマる大きさのアクリルボックスを特別に製作した。そのこだわりがこれまたハンパない。
「足数を飾りながら歩く導線も確保するため、こちらでは片足しか入れていません。そして、パネルの下半分の縁をリフレクター風の蛍光イエローにしました。なので、照明の当たり方によって雰囲気が変わるんです。
もともとエア ジョーダンシリーズって、リフレクティブ素材を使うモデルがあるんですけど、部屋の電気を消しておくと靴のソールだけ光ってたりする。そこからインスピレーションを受けてこの形にしました」。
ボックスの中には、スニーカーを長持ちさせるよう、加水分解を避けるための乾燥剤、そして黄ばみ防止としてミセスロイドを入れている。“美しいものを美しいままでいつまでも”を徹底的に実践しているのだ。
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