この“砂でできたルイ・ヴィトン”が姿を見せたのは中国。北京の東に位置する「阿那亜(アランヤ)」というリゾートエリアである。
昨今、中国屈指のカルチャースポットとしても注目される海岸沿いに突如生まれた空間は、今年6月、パリで披露された2023年春夏メンズコレクションのスピンオフショーのために作られたもの。つまり、この空間をモデルたちが歩いたというわけだ。
レイボーカラーのモノグラムが印象的なデニムのセットアップ。
ビーチバッグにしたい。
パリでのコレクションにはなかったルックも。
「拡大された遊び場」というテーマをストレートに感じさせる一体。
発表されたのは全82ルック。そのうち10体は今回のために用意されたもので、コレクションのテーマはパリ同様に「拡大された遊び場」。しかし、それがいかにパワーアップされたものなのかは、ここまでの写真を見れば明らかだろう。
オマケに、ショーのオープニングは、カンヌ国際映画祭の常連でもある映画監督ジャ・ジャンク(賈樟柯)とウェイ・シュージュン(魏書鈞)による映像作品「Mirage」が飾り、ショーが始まったら、中国の人気インストゥルメンタルバンド「スリーピングドッグス(Sleeping Dogs)」のライブスタートと、たまげるほど本気の“遊び”を披露した。
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