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2022.07.26

時計

伝説の“フジツボダイバー”が原点。シチズン「プロマスター」が満たす時計好きの3大欲求

黒ダイヤル「NB6021-17E」[8月19日(金)発売]9万6800円/プロマスター(シチズンお客様時計相談室 0120-78-4807)

黒ダイヤル「NB6021-17E」[8月19日(金)発売]9万6800円/プロマスター(シチズンお客様時計相談室 0120-78-4807)


高性能でカジュアルプライス。時計ファンの心をくすぐり続ける国産ダイバーズ。

なかでも、その逸話から“フジツボダイバー”と呼ばれる伝説の名機「チャレンジダイバー」に着想を得たシチズン、プロマスターの最新作に注目したい。

理由は、ロマン・スペック・着けこなしと、3つの点で時計好きの欲求を満たしてくれる存在だから。早速、その証明をしていこう。
欲求①

プロダクトの背景にある[ロマン欲]



さて、冒頭。“フジツボダイバー”なるパワーワードが登場したが、一体何のことか?

時は遡ること1983年、オーストラリアのロングビーチを散歩中のとある人物が「奇妙な物体」を拾い上げたのだが、よく見るとフジツボに覆われた時計だった。

シチズンミュージアムに保管されている “フジツボダイバー”。

シチズンミュージアムに保管されている “フジツボダイバー”。


磯でよく見かける、あのフジツボだ。自らの固着先として選んだその時計は、なんとシチズンが1977年に発売したダイバーズウォッチ「チャレンジダイバー」だったのだが、拾い上げたまさにその瞬間も時を刻み続けていたというのだから驚きだ。

発見された当時の社内報の記事。

発見された当時の社内報の記事。


お察しのとおり、フジツボのゆりかごとして波に揺られながら、自動巻きローターが静かに巻かれていたというわけだ。

現在もシチズンミュージアムに展示されている伝説的なダイバーズウォッチは、その結果、“フジツボダイバー”の愛称で呼ばれ、その信頼性を語るうえで、欠かせない存在となっている。

そして本作へと話は戻る。

このシチズン プロマスターの最新モデル「メカニカル ダイバー200m」は、「チャレンジダイバー」のデザインに着想を得た、レトロクラシックなビジュアルをもつ本格的なダイバーズウォッチだ。



夜光塗料が塗られた幅広のバーインデックス、簡潔な表示の逆回転防止ベゼル、そしてベンツ針がモダンにアップデートされた本作は、長い時間、浜辺で時を刻み続けたあの時計へ思いを馳せるロマンを僕らに抱かせるものでもある。

このように、腕時計へのストーリーを大事にする僕らの「ロマン欲」を満たしてくれるというわけだ。
2/3

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