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ニュージーランド的な幸福を体現できる場をつくりたい

コロナ禍のために現在は帰国中だが、5月からニュージーランドの国境は再開予定。移住も視野に入れ再び動き出すのだろうか?

「実は今、村づくりに興味が出てきたんです。住み慣れた日本に、自分たちが“ここに住みたい”という場所、環境をつくりたいと感じているんです。

これまではニュージーランドで感じた素晴らしさをひとりで伝えていたのですが、これからはイベントなどで出会えた仲間と一緒に“場”をつくっていきたいんです」。

ニュージーランドの人たちは、自分の好きなことを軸に生きている。サーフィンが好きなのであれば、まずはコーストラインの近くに住む。そして、そこでできる仕事を探す。

シンプルな生き方は健全な心身を育み、だからトミマツさんは、同じような状況を日本につくり出したいのだという。

それは「ニュージーランドはいいな」と思いを寄せるだけの状況から脱却し、思いを具現化するステージへ踏み出したことを意味する。そうして生き方や幸福のカタチの多様性を、これからも提案していきたいと考えている。

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トミマツタクヤ=写真 小山内 隆=編集・文

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