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実は歴史あるトライアンフのアドベンチャー

それに対してトライアンフのアドベンチャーバイクが「タイガー」だ。

実は同モデルは80年以上の伝統を持つ、同社では古株モデル。1973年にはひとりの冒険家によって世界一周も果たしている歴史ある車種。 

トライアンフ「タイガー1200GTプロ」。

トライアンフ「タイガー1200GTプロ」。車両本体価格は239万4000円〜。


最新型の「タイガー1200」シリーズと、「タイガースポーツ660」シリーズは、同社の象徴であるトリプルエンジンを搭載。それぞれの車名の数字は排気量を示している。

いずれもあらゆるギアで鋭い加速を味わえるトルクフルなエンジンであるとともに、1200シリーズは最高出力150psと、未舗装の砂利道から高速道路まで気持ちの良い走りを楽しめる。

1200シリーズにはオンロード志向のGTシリーズと、オフロード性能の高いラリーシリーズがあり、どちらも長距離を走る際に便利な30Lタンク(標準は20L)を搭載するタイプが用意されている。

200mmのストローク幅があるサスペンションが採用され、ライダーの好みに合わせてシート高を20mm変えることができる。

トライアンフ「タイガースポーツ660」。

トライアンフ「タイガースポーツ660」。本体車両価格は112万5000円〜。


ライディングモードは「ロード」「レイン」「スポーツ」「オフロード」「カスタムモード」の5種類。さらにラリーグレードには、より過酷な冒険を可能にしてくれる「オフロード・プロ」モードも備わる。

一方のスポーツ660シリーズは、通勤など普段の生活から週末のツーリングまでこなせるオールラウンダーなアドベンチャーバイク。

タンク容量は17L、ライディングモードは「ロード」と「レイン」の2種類が設定されている。

 
1200シリーズとスポーツ660シリーズ、どちらも液晶ディスプレイが備わり、ターンバイターン・ナビゲーション機能や電話応対、音楽操作、さらにGoProコントロールを利用することができる。

これなら毎日の移動も、大陸横断の冒険も、両方存分に楽しめそう!


ハーレーダビッドソン、トライアンフともに、ブランドの“顔”とは違う一面を見せてくれているアドベンチャーバイク。絶賛再ブレイク中と言われるバイクシーン、どうやらまだまだ脇見厳禁のようだ。

籠島康弘=文

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