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2022.04.14

ライフ

大怪我から復活し東京五輪で銅メダル。スケボー選手 ”スカイ・ブラウン”にインタビュー

インタビューに答えるスカイ・ブラウン選手

インタビューに答えるスカイ・ブラウン選手


当記事は、「FINEPLAY」の提供記事です。元記事はこちらから。

40 を超える国と地域でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいるローレウス(本部:ロンドン、 設立:2000 年)は、4 月に開催予定の「ローレウス世界スポーツ賞 2022」を前に、「最優秀復活選手部門」にノミネートされているスカイ・ブラウン選手(イギリス・スケートボード)にインタビューを実施しました。

スカイ・ブラウン選手は、2020 年 6 月、練習中に頭から転倒し、頭蓋骨と左手首などの骨折という大怪我を負いました。

病院に運ばれた際は意識がなかったほどの状態から、東京オリンピックに出場できるまでに回復し、見事女子スケートボードパークで、13 歳 28 日という若さで銅メダルを獲得。

イギリス史上最年少メダリストになったことが評価され、「最優秀復活選手部門」にノミネートされました。4 月に受賞発表を控える「ローレウス世界スポーツ賞 2022」を前に、ノミネートされた感想や、同じスケートボードの選手であり、日本から「アクションスポーツ選手部門」にノミネートされている西矢椛選手、 堀米雄斗選手について話を聞きました。

※スカイ・ブラウン(以下:S)

「ローレウス最優秀復活選手部門」ノミネートに関して

Q)「ローレウス最優秀復活選手部門」にノミネートされた感想を教えてください。

S)とても光栄です。(ノミネートされたことに)すごく興奮しています。今回のノミネートはとても良いメッセージになると思うし、よくここまで復帰できたなとも思います。とにかく感謝していて、光栄で、興奮しています。

スポーツには世界を変える力があります。それぞれ興味のあるスポーツは違うと思いますが、今回私がノミネートされたことで世界へ良いメッセージを伝えることができると思います。

Q)最優秀復活選手部門には、今年はシモーネ・バイルズやマーク・マルケスなど錚々たるメンバーがノミネートされています。彼らと名前を連ね、選ばれた感想を教えてください。

S)なんと言ったらいいか…。とにかく一緒の舞台に立っているだけで光栄に思います。彼らと一緒にノミネ ートされていることが信じられないです。

みんな尊敬している選手なので、一緒にノミネートされていることが本当に信じられないです。 

Q)なぜこんなにも早くあの大怪我から復帰できたのですか?

S)とにかく、一刻も早くスケートボードを滑りたかったので、私にとっては難しいことではありませんでした。もちろん怖さもありましたが、スケートボードのプレイグラウンドに戻って、私の「おもちゃ」(ボード)に早く乗りたかったんです。

でも両親の了承を得るのはとても大変でした。パパは事故を間近で目撃したし、ママはすぐそばの車の中で仮眠をしていて、弟のオーシャンは後ろから見ていました。家族にとっては本当につらい経験だったと思います。でも、私自身は早く復活したくて仕方なかったんです。

Q)スケートボードがもうできないかもしれないという思いはなかったですか?

S)それはありませんでした。意識が戻った瞬間からスケートボードのことを考えていましたし、ドクターからは復帰できるか分からないと言われていましたが、私はすぐに復帰することができると自信がありました。

東京オリンピックに関して 

Q)東京オリンピックはまさに復活を象徴しているようでした。東京オリンピックに出場できたことはあなたにとってどのような意味がありましたか? また、東京オリンピックでの経験で印象に残っていることはありますか?

S)東京オリンピックはとにかく今までで一番思い出に残る経験でした。出場権を獲得するまでの道のりも、世界中を巡って、友達と色々なパークでスケートをすることができて素晴らしい旅でした。また経験してみたいです。まるで夢みたいでクレイジーでした。

Q)ルーツのある日本の地でオリンピックに出場し、銅メダルを獲得したという成績をどのように捉えていますか?

S)「勝った!」という感じです。2 回も転倒してしまいましたが、何とかやり切りました。とにかくその場にいることを満喫しようと思っていました。日本の地で、イギリスのためにメダルを獲得できたことが信じられません。私にとってはピッタリの場でした。

日本とは心で繋がっていて、スケートボードを通じて 日本がいかに美しい国であるかを見せることができたと思います。女子スケートボードがどんどん進化していることも見せることができました。さらに表彰台に立つことができたことが本当に信じられません。みんなとても良いパフォーマンスをしていたのでとても楽しかったです。

「ローレウス世界スポーツ賞 2022」にノミネートされた日本人ボーダーについて

Q)日本人選手として西矢椛選手が女子ストリート金メダルを獲得しました。年齢の近い同じ競技の選手と競っている環境はどうですか?

S)椛は本当にすごいと思います!自分に年齢の近い女の子が(競技に)増えてきていて、私よりも若い選手もいて、見ていて楽しいです。同じくらいの年齢の選手がいるとそれだけで楽しいですし、一緒に年上の選手に若さを見せつけることができるもいいですね(笑)

Q)堀米雄斗選手は年齢が少し上だと思いますが、交流はありますか?

S)雄斗は大好きです!すごく優しいし、実を言うと大好きな選手の一人です。とてもクールですごいと思います。性格もいいし、スケートのスタイルも大好きです。

SKY BROWN(スカイ・ブラウン)

SKY BROWN(スカイ・ブラウン)


■Laureus(ローレウス)とは
「スポーツの力を持って社会問題に立ち向かい、スポーツの素晴らしさを世の中に広めること」を目的に、スポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいる国際組織です。各国のトップアスリート、レジェンドアスリートから成るローレウス・アンバサダーやローレウス・アカデミーメンバーなどともに、現在は 40 を超える国と地域にて 200 以上のプロジェクトの支援を行っています。


記事提供=FINEPLAY

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