② デニムのシルエットを変えると、すべてが変わる
デニム3万3000円、ジャケット3万3000円、カットソー1万9800円、スニーカー2万4200円/すべてヒステリックグラマー 03-3478-8471
スリムもいいけど、ルーズもいい。なにせラクだし、今っぽい。そんな大人をより満足させるのが、ペインターパンツという選択肢。
え? 別に新しくないって? いやいや、ちょっとお待ちいただこう。当然、単なるペインターではないのだから。
程よくフェードしたインディゴはオーセンティックな表情ながら、実はフロントに1タックを追加。それによって生まれるナチュラルなドレープとテーパードがアクセントとなり、スタイル全体をこなれて見せてくれる。
装いがシンプルなほど“微差”が引き立つゆえ、ぜひ普段のスタイルに取り入れていただきたい。
ワイドシルエットなのにシュッとして見えるのには、ライトオンス特有の爽やかさに加えてもうひとつ秘密が隠されている。というのも、ペインターを代表する意匠であるハンマーループをあえて省くことで、美しいテーパードラインをより意識した作りに。
新鮮なデニムスタイルには、こんな“引き算”も有効となる。
③ デニム・オン・デニム派は“一方シャンブレー”で軽快に
デニム3万3000円/ジィ ヒステリック トリプルエックス、シャツ2万9700円、スニーカー2万4200円/ともにヒステリックグラマー(すべてヒステリックグラマー 03-3478-8471)
デニムといえば、デニム・オン・デニム。そんなあなたはズバリ、昭和世代ではなかろうか(失礼)。
その武骨な魅力を否定するつもりはさらさらないけれど、これからは軽快さや清潔さだってアピールしたい。であれば、デニム・オン・シャンブレーでいこうではないか。
パンツに選んだのは、尾錠付きのリジッドデニム。13.5オンスのセルビッジが醸し出す雰囲気はまさに質実剛健で、シャトル機で織り上げるザラっとした風合いはヴィンテージにも引けを取らない存在感を持つ。
かたやその相棒には、軽やかな色合いのシャンブレーシャツを。柔らかなコットンの手触りもがっしりしたデニムと好対照を描き、リラックス感のある装いに導いてくれる。
左胸ポケットのフラップにペン差しのディテールを組み込んだワークなシャンブレーは、ちょっとした遊び心まで内包する。背面下部に、カクテルグラスを掲げたウサギをプリント。
ブランドロゴと一体化したキュートなあしらいで、ワイルドに傾きがちなデニムスタイルをポップに彩ってみせた。
3/3