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2022.03.02

ファッション

世界が羨む最新デニムを収集! 30〜40代が絶対に惚れる日本ブランドの鉄板品番5選

「世界最高峰! 日本デニムの今」とは……


多くの人がアメリカンデニムで育ったクチだろう。とはいえ、今は日本デニムが世界のトップリーグと言って過言ではない。

これまで日本デニムを手にしてこなかった人にこそ推したい、今大人が注目すべきジャパンブランドとその名作とは?


【エントリーNo.1】
オアスロウ「105」



2005年、兵庫県西宮にてデザイナー、仲津一郎氏の手により産声をあげたオアスロウ。ブランド名の根底には、流行やアイテムが目まぐるしい速さで流れていくファッションシーンに対するアンチテーゼが込められている。

19世紀から20世紀にかけて生み出されたワーク&ミリタリーの定番服。オアスロウは、長年愛されるそれらの洋服を独自のフィルターを通し表現する。

とことんメイド・イン・ジャパンにこだわり、企画、パターン、サンプル縫製などすべてを自社のアトリエで作業。デザイナーの手から生み出された一本は、昔ながらの風情を湛えながらも、どこか新しい。

それは、伝統を重んじながらも、最新技術や機器にアレルギー反応を示さないデザイナー自身のスタンスによるところも大きい。

『105 STANDARD SELVEDGE DENIM ONE WASH』2万1780円/オアスロウ(オアスロウ 0798-74-8106)

「105 STANDARD SELVEDGE DENIM ONE WASH」2万1780円/オアスロウ 0798-74-8106


ジーンズの主流シルエットは時代とともに変化する。ただ、ブランドを象徴するこの105は、ブレることなく太すぎず、細すぎないこのシルエットを貫く。はく人に自分らしく、自由に着用してほしいとの想いが込められているからだ。

日本でも限られた場所でしか織ることのできない旧シャトル織機で作られた生地は、綿、染料、糸番手、打込み本数など、デザイナーが細部にまでこだわり抜いた無二の生地で、その魅力ははくほどに現れる。


【エントリーNo.2】
ウエアハウス「2ND-HAND 1105」



「忠実な復刻」をテーマに掲げ、徹底的に追求するブランドこそ、創業27年目を迎えるウエアハウスだ。

塩谷兄弟により誕生した同ブランドは、単に模倣している者たちとはワケが違う。生産された時代背景に想いを馳せ、糸一本、縫製ひと針、用いられた副資材ひとつにまで考えを巡らせる。

そうして出来上がったアイテムは、本物そのままの姿カタチだけでなく、漂う風情や空気感をその身に宿す。

「2ND-HAND 1105」2万6400円/ウエアハウス 03-0000-0000

「2ND-HAND 1105」2万6400円/ウエアハウス(ウエアハウス東京店 03-5457-7899)


ヴィンテージ好きの間で意見は分かれるだろうが、最高のヴィンテージジーンズと称賛を集めるものの中に、1960年代製がある。

こちらは、当時のテーパードジーンズを忠実に再現した一本にして、ウエアハウスには欠かせない定番モデル。タテ糸に7番、ヨコ糸に10番の糸を採用した12オンスのデニム生地もまた、徹底的に当時のヴィンテージを解析した結果。

股上をやや深めに設定した分、腰回りに程よいゆとりが生まれ、強めのテーパードシルエットがすっきりとしたシルエットを浮かぶ。

日本人の、日本人による、日本人のためのデニムだけに、レングスもやや短めに設定。いつでもジャストではけるその創意工夫は、着こなしの振り幅もしっかり担保する。


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