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頭皮環境には頭皮の乾燥状態も含まれます。私は昔小鼻の脂をあぶらとり紙でせっせと取っていたことがありました。取るとなくなってしまうので、体はまたどんどん出そうとします。ところが、化粧水をつけるようにしたら、脂の分泌が収まりました。化粧水で保湿されたので、出る必要がなくなったからでしょう。ホルモンのバランスが崩れ、間違って脂を出してしまっているだけなので、そこを補うような処置をすれば脂の分泌は抑えられるのです。

頭皮も基本的には同じ構造ですから、保湿することで脂が過度に出なくなります。

脂が必要以上に出ない状態であれば、皮脂汚れがたまることもなく、毛穴が詰まることもありません。すると、ハリ・コシ・ツヤのある元気な髪が生えてくる環境が整います。

まずは、ご自身の使用されているシャンプーが、きちんと「保湿」できるものかチェックしてください。

●よくない習慣③:熱いシャワーを浴びる

頭皮への刺激を減らすことも頭皮環境を良くするために大切です。刺激といってもいろいろな意味があります。まずはシャンプー時の水温について考えてみましょう。

シャンプー時の水温は、熱すぎても冷たすぎてもダメです。頭皮への刺激になってしまいます。私のヘッドスパに来るお客様にシャワーの水温について尋ねると、皮脂をしっかり洗い流す目的で、水温をかなり高めにしている人が多く、とくに男性にその傾向が強いようです。多くが40〜41℃くらいで、人によっては朝に目を覚ます必要もあって42℃のシャワーを浴びているという人もいました。

ドライヤーの使用はオススメしない?

育毛の観点からすると、40〜41℃でも熱すぎます。かといって、36℃以下だと低すぎて余分な皮脂を洗い流すことができず、酸化汚れがたまります。髪と頭皮に最適な水温は、体温よりちょっとだけ高い37~39℃のお湯です。これなら余分な皮脂をしっかり洗い流すことができ、地肌に刺激を与えることにもなりません。

●よくない習慣④:ドライヤーでしっかり乾かす

私は基本的にドライヤーの使用をオススメしていません。「基本的に」という意味は、頭皮に熱風が当たらないように毛先を乾かす場合には使うこともあるということです。

ドライヤーを使わないのは、熱風で頭皮が乾燥するのを防ぐためです。一般的なドライヤーは、5cm離れた距離で100~110℃程度となるように設定されています。これほどの熱風を顔面に吹きつけたら、肌はたちまち乾燥してヒリヒリしてくることでしょう。頭皮でもこれと同じことが起こると考えると、熱風が与える悪影響がわかると思います。シャンプーのあとは、ドライヤーを使わずタオルドライで十分です。

濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖することはあるのですが、それは乾かさずにベッドに入った場合です。タオルドライのあと、ベッドに入らずにしばらく起きていれば、髪の水分はどんどん蒸発していきます。髪の短い男性なら15分、髪の長い女性でも80分もすれば完全に乾くと思います。これぐらいの時間なら雑菌が繁殖することはありません。

どうしても使いたい場合は、設定を「冷風」にして頭皮への刺激を極力少なくしましょう。


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