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プールには井戸水を使用。最新型の砂式ろ過装置を採用して水質対策も万全だ。周囲への環境負荷を考え、プール全体を白色に統一。水は自然の色で、天気により色彩が変わる。
「海におけるチューブに入れるような波は、テイクオフや波が巻くタイミングに合わせることが難しい。でもウェーブプールではテイクオフが簡単で、かつターンをひとつするだけで入れる『どうぞ入ってください!』というイージーなチューブを作れるので、あまり技量がなくてもメイクできるんです」と長倉さん。
同じ造波装置を使用したアメリカ・テキサス州のウェーブプール「BSRサーフリゾート」でのライディング。一般利用のほかにもトップサーファーのトレーニング施設、大会などサーフエンタテインメントの会場、学校の課外授業の実習場所などウェーブプールはさまざまな可能性を秘めている。
施設内にはテイクアウト可能なレストランがあり、波に乗らずともプールサイドでくつろぐだけでもいい。プールの外周、オレンジ色のラインの外はラグーンになっていて、子供の水遊びに最適だ。
海でサーフィンをしたいと思えば、スポットはすぐ目の前に古くからサーフィンが根付く静波海岸がある。プールで遊んだあと、リアルな海でもすぐにテクニックを試すことができるというのもメリットなのである。
ここから、サーフィンは新しい楽しみ方を手に入れ、より多くの人に迎え入れられるレジャーに進化する。
静波サーフスタジアム@PerfectSwell
今夏オープンの予定のウェーブプール施設。造波装置はアメリカン・ウェーブマシン社の「パーフェクト・スウェル240型」を採用。さらに日本のプール造成技術の粋を集めた構造により、乱流の影響を受けないパーフェクトな波を生み出せる。サーフセッションの料金は1時間5000円からを予定。予約方法などは随時更新予定なので、HPをチェック。
住所:静岡県牧之原市静波2315-6
www.surfstadium-japan.co.jp
PEDRO GOMES、熊野淳司、高橋賢勇、清水健吾、鈴木泰之、柏田テツヲ=写真 小山内 隆、高橋 淳、大関祐詞=編集・文 加瀬友重、菅 明美=文


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