トラッド派とカルチャー派、それぞれのポロシャツ流儀とは?
エベ 俺さ、この場を借りて懺悔したいことがあるんだ。
ハラ ……急にどうしたんですか?
エベ 実はオッサンくさいとかいって、長い間ポロシャツを敬遠してたんだよね。だけど、その感覚自体がズレてたことに最近気がついた。
ハラ ゴルフ場でオッサンが着てるってイメージはありますからね(笑)。
エベ でもね、ポロシャツに罪はないんですよ。要は着る人の問題。ロマンスグレーの洒落た人が着ていたら格好良く見えるでしょ。だから自然にポロシャツを着て、「お洒落ですね」と言われたら“勝ち”だと思うんだよね。
ハラ 確かにそうかもしれません。
エベ ところで、ハラさんはポロシャツってどう思う?
ハラ 僕の場合、フレッドペリーのポロシャツといえば、スキンズやパンクスのカルチャーがルーツにありますよ。高校の頃はポロシャツというより、“フレッドペリー”を着たいと思っていたくらいです。
エベ それはわかる。その頃、俺の周りにもそういう人がいっぱいいたから。
ハラ 思い返すと、ヴィンテージショップで月桂樹のロゴが付いたポロシャツだけを探したこともありましたね(笑)。懐かしいなー!
エベ 俺は高校のときはラルフ ローレンかラコステを着てたけど、カルチャーのあるフレッドペリーに憧れはあったな。襟元のラインも気が利いているし。
ハラ だからメイド・イン・イングランドって特徴も、カルチャーを知ってる僕ら世代からすると惹かれる要素になりますよね。歴史を知ったうえでこれを着ているっていう“裏付け”にもなりますし。
エベ そうね。
ハラ それをあんまり気負わずに着るのが、大人としては格好いいと思うんです。ビッグシルエットを選んで、ポロシャツをポロシャツっぽく着ないっていうのもアリ。
エベ いや、でもやっぱり大人は、パブリックなウェアとしてポロシャツを着るべきじゃない? あくまで品良く見せたいな。
ハラ ……今日は、意見も割れますね。
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