②中堅 ナイキ「アダプト BB 2.0」
ヤスタケさんがエア ジョーダンにどっぷり浸かった発端が『スラムダンク』なら、ナイキに惚れたきっかけは、SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BACK TO THE FUTURE)』である。
その名を聞いて、瞬時に学生時代へタイムスリップした大人たちはきっと多いに違いない。
スニーカー好きなら、主人公のマーティ・マクフライの足元が気になった人もいるはずだ。1作目で履いていたのは、当時入手困難とされていたナイキのブルイン。そして、2作目に登場したのが“未来のスニーカー”と言われる「エア マグ(AIR MAG)」だ。
履いた瞬間に足のサイズを計測し、自動でシューレースを調整してくれる画期的なスニーカーなのだが、ヤスタケさんは今でもその衝撃が忘れられないのだとか。
「『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』はいちばん好きな映画です。そこで登場する『エア マグ』にもう虜になりましたね。もちろん今でも実用化のレベルには達していないと思うんですけど、当時の衝撃があまりにも大きすぎて、それっぽいモデルが出たらいち早く手に入れるようにしています」。
そして、直近で購入したのが「エア マグ」へのオマージュで生み出されたこちらの「アダプト BB 2.0」。映画のモデルを彷彿させる自動のシューレース調節機能が付いており、ミッドソールのボタンを押すと電動のシューレースが足をしっかり固定。専用のアプリを使えば、ボタンのカラーも13色の中からカスタマイズできる。
「映画の世界観を見事に落とし込んだ秀作です。いつか『エア マグ』が完全に再現されたら最高ですよね。意地でも手に入れたいです(笑)」。
3/3