走っているキャラクターとして認知されるべし
仲間を巻き込むことのほかに、ランニングをアップデートさせるコツは何かあるだろうか。
「ランニングアプリ『Adidas Running』を活用しています。走行距離がわかるので、ログを残すためですね。それから周囲を利用することかな。走り始めて少し経ったくらいのときに『走ってる』とカミングアウトすれば、『アイツは走ってる』と知られるわけだから、簡単には辞めにくいじゃないですか」。
一緒に走る・走らないは別にして、周囲から走るキャラクターとして認識されてしまえば、なるほど確かにいろいろメリットがありそうだ。社内外のさまざまな立場の人とやりとりをし、多様な数字を管理しつつ、決断を下すMDらしい発想の妙。ひとりでできるスポーツだけど、仲間とともに楽しむこともできる。その懐の深さがランニングの良いところなのかも。
後編では「3本ラインが好き」という上田さんの愛用ギアについて聞いてみよう。
RUNNER’S FILE 19 氏名:上田元始 年齢:38歳(1982年生まれ) 仕事:ナノ・ユニバース MDマネージャー 走る頻度:週1~2回、30~60分程度 記録:レースへの参加はとくになし |
「Running Up-Date」ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。
上に戻る 連載「Running Up-Date」一覧へ礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真