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仲間を作り、巻き込むことで「続けやすくなる」

走る時間帯もだいたい決まっている。
「1日の終わりに走りますね。荒川のそばに住んでいるので、帰宅後、自宅からの1周5kmのコースを2周することが多いでしょうか。週末に時間が取れたときは日中に走ることもあります。だいたい同じシチュエーションで走っているので、季節の移り変わりが感じられるのが良いですね。自粛期間は人や車の往来が一気になくなりましたっけ」。
running up date
あるとき、同僚に『走ってるんだよね』と話したら、社内にちょっとしたランニングクラブのようなものが結成されたという。
「仕事終わりに集まって、銭湯をランニングステーション(荷物置き場)として利用させてもらって、代々木公園を走るんです。で、終わったらひとっ風呂あびて酒場に繰り出すのがお決まりのパターン。
上司には『飲むところから参加したい』と言われたけど、それは丁重にお断りして(笑)。だいたい5、6人くらいの参加メンバーでしょうか。会話をしないこともないのですが、ダラダラとジョグをするのではなく、けっこうしっかりと走ります」。
若い頃は水泳をしていたけれど、水の中は基本的に自分ひとりの世界。ランニングは集団でできるのが良いところだという。ひとりでもできるし、仲間と一緒に楽しむこともできるのだ。
running up date
「そのメンバーで、今年の春先に『何か大会に出てみたいよね』と言っていたのですが、昨今の社会情勢でいったんペンディングになっています。ランニングクラブの活動自体もお休み中。
でも、こうやって周りを巻き込むのはランニングを続けるいいモチベーションになるんですよね。銭湯ランの活動は機をみて復活させたいと思ってます」。


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