脳の成長や活性化を図る“脳トレ”は、大人向けから子供向けまで、今やさまざまなコンテンツがリリースされている。最近では子供の“脳力”を伸ばすための習い事をしているという家庭も多いだろう。
でも実はこういうのって、けっこう昔からあった気がする。代表的なのがルービックキューブ。今回は、その新バージョンを紹介しよう。
ルービックキューブは、当時ハンガリーの彫刻と建築学の教授だったエルノー・ルービック氏が、3次元幾何学を学生に説明するために作ったのが始まり。それが商品化されると、瞬く間に世界中で爆発的にヒット。日本でも1980年代に大ブームが起こり、それ以降、ド定番の立体パズルとして定着している。日本での発売から今年で40周年だという。
やり込んで6面完成させた人、惜しいところまでいった人、序盤であきらめた人……。みんなそれぞれ、何らかのルービックキューブについての思い出があるだろう。
さて、そんなルービックキューブの新作「ユニバーサルデザイン」は、各面がおなじみの6つのカラーで色付けされているのに加えて、色ごとに異なる凹凸が付いているのが特徴。ドット、丸、四角など触れれば直観的に分かるようになっている。
これを使えば、従来の色を見て揃えるだけでなく、指先の凹凸の感覚で揃えることもできる。すでに達成したことがある人でも、触覚のみで揃えるという、さらに高難度なパズルにチャレンジできるのだ。
やり出したら意外とハマるルービックキューブは、子供のアタマの育成にも、自らのステイホームのお供にも最高だろう。
かつての挫折組も臆することなかれ。
公式サイトでは詳しい解法も紹介されているので、今なら完成させられるかもしれない。
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