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2024.03.02

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「エルメス」新店舗が麻布台ヒルズにOPEN!オープニング記念イベントを開催中

©Nacása & Partners Inc.

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エルメス麻布台ヒルズ店が2月29日にオープン。メゾンと日本の伝統が、見事に融合された新名所が麻布台に誕生した。

パリの建築設計事務所RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール社)がデザインを担当。ファサード全面は和紙を挟んだ半透明のガラスに覆われ、透明から乳白色へと変化する表情を生んでいる。伝統的な箔の技法から着想した発光パネルを背後に配し、夜になると光り輝く建物はまるで灯篭のようだ。

自然を尊重し、内と外を緩やかにつなぐ日本の住居建築が反映されたつくりとなった。

店内は、古典からコンテンポラリーまで幅広いアートが溶け込んだ空間に。エミール・エルメス・コレクションから厳選されたスケッチや絵画に加え、フランス人アーティスト、ヨッヘン・ゲルネールによる遊び心溢れるイラストなどが展示されている。

▶︎【写真15点】「エルメス麻布台ヒルズ店」の詳細写真をチェック



オープン当日、開店前にオープニングセレモニーが開かれ、エルメス・インターナショナルエグゼクティブ・バイスプレジデントのフロリアン・クラエン氏、エルメスジャポン代表取締役社長の有賀昌男氏らによる、りんごの木の植樹式とテープカットが行われた。



パリのフォーブル・サントノーレ店の屋上庭園では、1940年代から“りんごの木”が大切に育てられてきた。エルメスのスピリットを麻布台の地に受け継ぐべく、新店舗にもりんごの木が植えられた。

2エリアで広がるエルメスの世界観

©Nacása & Partners Inc.

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本店舗はメンズとレディス、2エリアの構成となっており、パリのフォーブル・サントノーレ店同様、メゾンを象徴するモザイクが各エントランスを飾っている。

まず、ひとつめの店舗のエントランスに一歩足を踏み入れると、登場するのはメンズのコレクション。正面に掲げられたスカーフは、日本人デザイナー・野村大輔氏によるものだ。

中央のオープンスペースにはレザーグッズ、ジュエリー、時計、馬具のコレクションが並ぶ。

©Nacása & Partners Inc.

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メンズエリアの片側には、ホームコレクションが広がり、色鮮やかで遊び心に富んだテーブルウェアなどが揃う。

©Nacása & Partners Inc.

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もうひとつのエントランスはレディスエリアへと続き、シルク、フレグランス、ファッションアクセサリーが空間を彩っている。

©Nacása & Partners Inc.

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パリの石畳や日本の伝統文様を想起させるパターンが床一面に広がる2階は、フィッティングルームも設けられたプライベートサロンである。



また、2階にはフォーブル店の屋上庭園を思わせるテラスも。

テラスにあるセラミックの作品はフランス人アーティスト、シルヴィ・オーヴレによる「プティット・ビュル」(2022年)。今後は異なるアーティストによる作品も展示予定だ。

オランジェリーが中央広場に出現!



3月3日(日)までの期間限定で、オランジェリー(ヨーロッパの温室)が店舗前の中央広場に登場。オレンジを冬越しさせるために生まれた施設が、次第にサロンのようになっていった歴史もあり、人々の憩いの場になるように設置された。

紙コップに巻かれたスリーブのデザインが可愛らしい。

紙コップに巻かれた可愛らしいスリーブは、麻布台ヒルズ店オープンのメインビジュアルが用いられた。


オランジェリーでは、オープンを記念し麻布台ヒルズを訪れた人々にオレンジジュースが提供される。数に限りがあるので、お早めに。

©2024 Hiro Kijima

©2024 Hiro Kijima


また、「キダム」のパフォーマンスも3月3日(日)まで、1日2回(14:00~、17:30~)中央広場にて上演されるので、お見逃しないように!
エルメス麻布台ヒルズ店
住所:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC 1F
電話: 03-3569-3300(代表)
営業時間:11:00〜19:00(月曜日定休 ※祝日の場合は営業)
※3月3日(日)まで事前抽選制による入店


新澤 遥=写真

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