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2024.01.29

ファッション

きっかけはキムタクのドラマ。藤井隆行が語るレッドウィング「スーパーソール」の思い出

スーパーソール製法で作られたモックトウをベースに、ブラック・クロームレザーを使用。このオリジナルソールは、軽くしなやか、そして摩擦に強いという特徴を持つ。3万4760円/レッドウィング(レッドウィング・ジャパン 03-5791-3280)

スーパーソール製法で作られたモックトウをベースに、ブラック・クロームレザーを使用。このオリジナルソールは、軽くしなやか、そして摩擦に強いという特徴を持つ。3万4760円/レッドウィング(レッドウィング・ジャパン 03-5791-3280)

「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは……
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レッドウィングのブーツは、高校生の頃から履いている定番中の定番。最初に買ったのは赤茶のアイリッシュセッターで、当時はヴィンテージスウェットとリーバイス501に合わせていました。

次に買ったスーパーソールは、1970年代にレッドウィング社が特許を取得した、スーパーソールという底付け製法を使った靴。

靴本体をソールのモールドにセットして発泡ウレタンを流し込むので、とても軽く、クッション性と耐久性に優れたワークブーツです。

スーパーソールが日本に上陸したのは、たしか1993年くらい。その頃流行っていた『あすなろ白書』というTVドラマで、木村拓哉さんが革パンに合わせて履いていました。

レッドウィングといえばデニム、みたいなイメージだったので、こんなヨーロッパっぽいモードな着こなしがあるんだ! と感動し、すぐにマネをして買いました。それから手放したり購入したりを4回くらい繰り返しながら、最近また私的ブームが来ています。

今の僕のブーツのスタメンといえば、オールマイティなグイディ、ラフなスタイルにぴったりなティンバーランド、そしてちょっとモードっぽい気分のときや、ユーチップの靴を履きたいけれどコンフォートに仕上げたいときはレッドウィングのスーパーソール。

レッドウィングを履くときは、オールブラックなスタイルに合わせることが多いですが、どんな服にも合わせやすいのがいいですね。ショートパンツでもいいし、ソールのボリュームがあるので、太めのパンツでもバランスが取りやすい。

普段はスニーカーしか履かない人もスーパーソールなら馴染みやすいので自然に履けるのでは? 買いやすい価格なのに安っぽく見えないのも素晴らしい。

軽くて足をしっかり守ってくれるので、年齢を重ねてからも活躍してくれそうです。
藤井隆行●東京を代表するブランド、ノンネイティブのデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。「ようやく寒くなってきましたね。年始には恒例のコラボレーション、ワイルドシングス×ノンネイティブのデナリジャケットが発売。ぜひチェックしてみてください!」。
この記事は、オーシャンズ2月号のほんの一部。すべての特集は本誌でチェック!


竹内一将(Ye)=写真 町田あゆみ=文

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