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2023.11.04

ファッション

一足は持っておきたいヴァンズ「スリッポン」。大人に味方するシンプルデザインやカラバリなどを解説

※記事内のアイテム写真はすべて、過去のオーシャンズアーカイブからのイメージ写真であり、現在は販売していない可能性があります。

※記事内のアイテム写真はすべて、過去のオーシャンズアーカイブからのイメージ写真であり、現在は販売していない可能性があります。


ヴァンズはポール・ヴァン・ドーレンとジェームズ・ヴァン・ドーレンの兄弟が、1966年にアメリカ・カリフォルニア州アナハイムにて設立したブランド。

その豊富なラインナップはどれも、ファッションやスタイルにこだわりを持つ人々やスケーターなど幅広い人達から支持されてきた。

中でも1977年に登場した「スリッポン」は、ミニマルな見た目がどんな服装にも合わせやすく、いつの時代もトレンドセッターたちに寵愛されてきた。

そんなヴァンズの人気モデル「スリッポン」の魅力を解説していく。

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ヴァンズの「スリッポン」があらゆる世代から支持を得る理由は?



1977年に登場したスリッポンは当初、ストリートスポーツに興じる一部の若者の間で愛用されていた。

が、1982年の映画『Fast Times at Ridgemont High』で主役のショーン・ペンがチェック柄のスリッポンを履いていたことで、世界中のファッション好きがヴァンズのスリッポンを認知することとなったと言われる。

といっても、人気の理由は単に有名俳優が履いていたからだけではない。

靴紐がない分全体としてはシンプルな印象になるため、シーンや服装を選ばずに履けることも大きな理由のひとつだろう。そのデザイン性や使い勝手の良さもロングセラーの引き金となったのだ。


シンプルだからいろんなコーデに合わせやすい



そもそもスリッポンとは、“靴紐の無いシューズ”全般を指す。しかし、ヴァンズのスリッポンはあくまでもスニーカー。それも、極めてシンプルなシルエットが特徴である。

シンプルゆえに、ストリートファッションだけでなくあらゆるカジュアルなスタイリングにもマッチ。さらに現在では豊富なカラー&柄バリエーションや多様な素材使いのスリッポンも存在するおかげで、コーディネイトにさまざまなアクセントを加えられるアイテムにも進化を遂げている。

脱ぎ履きがしやすくストレスのない履き心地



ヴァンズのスリッポンが発売された1977年当初は、地元カリフォルニアのスケーターやBMXライダー、サーファーたちが愛用していた。なぜなら、足を滑り込ませるだけで簡単に履けるから。

そうした扱いやすさに加え、アッパーの左右両側に配されたゴムによってもたらされる適度なフィット感もストレスのない履き心地を生んでくれる。

カラーバリエーションが豊富



さらなる魅力のひとつに多彩なカラーバリエーションがある。

例えば定番の黒やホワイト、ナチュラル(オフホワイト)はどんなコーディネイトにも馴染み、定番の赤系などはアクセントカラーとしても機能する。





さらに、ビビッドカラーやアニマルパターン、チャッカーボード、ボタニカル柄といった多くのバリエーションがこれまで登場しており、コーディネイトの幅を広げるとともにセレクトの楽しさももたらしてくれる。


要チェック! スリッポンを購入するときの選び方



ヴァンズは日本企画とUSA企画があり、両者はフォルムが微妙に異なり、日本企画のほうが幅が若干狭くなっていると言われる。

スリッポンも、日本企画を購入する場合はUSA企画よりも0.5〜1.0cmほど大きめのサイズを選ぶといい場合もあるので注意したいところ。

さらに、もともと甲にフィットさせて履くスニーカーゆえ甲が低めに設定されている(特にUSA企画)。シューレースでの調整もできないスニーカーなので、購入の際は、必ずフィット具合をチェックしたい。


スリッポンの定番カラー&柄

スリッポンには多彩なカラー&柄がラインナップしているが、黒や白、チェッカーボード柄といったいつの時代も人気の、いわゆる定番は外すわけにはいかない。

ここでは、それぞれを改めてチェックして。



黒のスリッポンは、コーディネートをシックな印象に仕上げる。そのため、デニムからスラックスまで、どのパンツと合わせても大人っぽい雰囲気を演出可能。シックな印象をさらに高めるならば、ソールまでオールブラックのスリッポンを合わせるのも手だ。

チェッカーボード



一見派手なチェッカーボード柄は個性が強すぎて合わせるのが難しいと思われがち。しかし、ブラック×ホワイトならハードルは下がる。

簡単に取り入れるポイントはトップスもパンツも無地にすること。それによりバランスよくまとめやすいだろう。

他にも定番配色として知られるレッド×ホワイトは、靴の主張が強いため服装全体をシンプルかつダークトーンでまとめるのがオススメだ。

ナチュラル

スリッポンと聞いて、真っ先にナチュラルカラーを思い起こす人は少なくないだろう。

ナチュラルあるいはオフホワイト、生成りとも呼ばれるこの色は、同じ白系のピュアホワイトよりもパンツやトップスの色に馴染みやすいこともあって、スリッポンの中では定番。

ネイビー



ヴァンズではネイビーと呼ばれる清々しい印象のブルーは、ブルーのトップスに白のパンツなどを合わせれば爽やかこの上ない着こなしに。カラーをリンクさせることがポイントで、都会的な装いに仕上がる。

また、爽やかな色味はサーフやマリンのイメージも持つため、白地のボーダー柄をトップスに挿せばたちまち“海の男”を演出できる。

スエード



スエードのスリッポンは革という素材の重厚で大人っぽい印象もあり、秋冬の着こなしにも馴染みやすい。

ざっくりしたニットにデニムを合わせ、ミリタリージャケットを羽織るといった武骨なコーディネイトはもちろん、上品なセットアップの足元にも適応してくれるはずだ。

まとめ

ヴァンズのスニーカーはシンプルなシルエットの物が多いが、スリッポンは靴紐がない分よりその度合いが増す。だからこそ、さまざまなファッションスタイルやシーンに合わせやすい。

しかも、色や柄、素材のバリエーションが豊富で、コラボアイテムも多く登場していることもあり選択の幅があることもうれしい。

自分のスタイルに合わせ、最適な一足を是非とも手に入れてほしい。

POW-DER=文

※記事内のアイテム写真はすべて、過去のオーシャンズアーカイブからのイメージ写真であり、現在は販売していない可能性があります。

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