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iPhoneX最速レビュー、使って分かった超進化。 「全面ディスプレー」がすべての始まりだった

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作例。コケの微細な構造をくっきりと描き出し、かつ柔らかそうな質感を伝えてくれる(筆者撮影)

iPhone Xの望遠レンズは、f2.8からf2.4へ変更され、明るくなった。レンズが明るくなればシャッタースピードが上がり、ブレにくくなる。さらに望遠レンズにも、広角レンズ同様の光学手ブレ補正が内蔵され、遅いシャッタースピードでも安定した画像が得られるようになった。アップルによると、暗いところでも60%ブレにくくなると、その効果の大きさを語っていた。

コケに限らず、夕方から夜の写真撮影の幅が広がり、暗くなってきてからのポートレートモードの撮影もより撮影しやすくなる。小さな変更だが、その効果は大きい。

加えて、内側に新たに搭載されたされたTrueDepthカメラはセルフィーでも、ポートレート撮影を実現するようになった。

しかも、外側のカメラと異なり赤外線を用いて被写体を検出するため、速度と正確性の面で有利だ。被写体から大きく離れる必要もない。品質と自由度が高まり、より多くの人が、iPhone Xのセルフィーをすぐに好きになるだろう。

TrueDepthカメラはポートレートモード以外にも、メッセージアプリで絵文字を自分の表情によって動かすことができるAnimojiや、Snapchatの顔の装飾などで、その顔と動きの検出の技術を用いることができる。

iPhone Xでは、ここ数年進化が停滞していたセルフィー用のインカメラがTrueDepthカメラとして進化したことで、写真撮影はもちろんのこと、深度を計測するAPIを用いるアプリ開発者のアイデアを取り入れることができるようになった。

もちろんFace ID実現のための副産物、という側面が強いが、内側のカメラをより多用するスマートフォンとカメラの関係が、より強化されていくことが期待できる。

これからの10年を見据えたiPhone X

作例。微妙な色合いと質感の秋の夕暮れの空を、表情豊かに描いてくれる(筆者撮影) アップルはiPhone Xを実現させるにあたり、これまでのやり方をより強化している印象を受けた。

何か実現したいデザインや体験がある。それに基づいてハードウエア、ソフトウエア、シリコン、ディスプレー、カメラ、センサーといった各チームが連携し合い、さまざまなチャレンジを通じてブレイクスルーを起こし、これを数億台製造する実現可能性を確保する。

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iPhone , 携帯電話 , 東洋経済
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