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すべての男は冒険家である。世界一“高い”時計が語りかける譲れない価値観とは?

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男ならば、いついかなるときでもパイオニアでありたいと願う。今年、創業280年を迎えたファーブル・ルーバの時計はそんな気骨を支える。世界一を誇る圧倒的な性能に裏付けされたその世界観は身に着けるものの日常を非日常に変え、男にとっての道具のあり方を教えてくれるのだ。

冒険とは決して後先を考えない向こう見ずな行動ではなく、綿密かつ用意周到なビジョンの上に成り立つ。あらゆる事態を想定し、着実に歩みを進めることこそ真の冒険といえるのだ。それは生き方にも通じ、そこには確固たる自分の価値観がある。だから男は冒険に惹かれるのだろう。

スイスの名門、ファーブル・ルーバの新作「ビバーク9000」はそんな冒険心を体現している。機械式時計として世界初、最高9000mの高度と気圧を計測するという偉業を成し遂げた。これはただ数値だけを追い求めた結果でないことは明白で、視認性を確保した大径ケースに加え、チタンの採用によって、軽量化と堅牢性を両立。そして、雪山の乱反射でも読み取りやすいストーングレーとレッドの配色からは、実用の場を想定した工夫がうかがえる。

しかも、あえて手巻き式を採用するところに、極限の道具が備えるべき機能に対するブランドの精神が見える。その嚆矢(こうし)となったのが同ブランドが1962年に開発した、最高3000mの高度と気圧が計測できる前身モデルであり、まさに半世紀の時間を経て、進化を遂げたのだ。

とはいえ、いかにアウトドア派でもエベレスト級のオーバースペックを身近に感じるケースは少ない。だが、これを日常で着けてこそ非日常のロマンを味わえる。それは不便さを感じながらも都会で乗るオフローダーにも通じ、半端なSUVでは決して満足できない男としての譲れない一線でもある。そんな道具を愛する男こそ、挑戦をやめない冒険家なのだ。

腕時計は下と同じ。ジャケット4万9000円/バブアー(フリークス ストア渋谷)、ニット1万3000円/エディフィス(エディフィス 渋谷)、デニム2万1000円/サイベーシックス(マスターピースショールーム)、手に持ったサングラス4万7000円/アイヴァン7285(アイヴァン 7285 トウキョウ)

1960年代から続くブランドアイコンである、ピロー型ケース×14角形ベゼルの組み合わせを、岩石をイメージしたストーングレーで配色。アウトドアフィールドを主戦場とするブランドでありながらも都会的なビジュアルに仕上げ、シティ派も納得の一本だ。

FAVRE-LEUBA
ファーブル・ルーバ/ビバーク 9000

高度と気圧測定に加え、新機構により3気圧防水を実現。チタンケース、48㎜径、手巻き。85万円/スイス プライム ブランズ 03–4360–8669

[問い合わせ]
スイス プライム ブランズ
03–4360–8669


太田泰輔=写真 菊池陽之介=スタイリング YOBOON=ヘアメイク 柴田 充=文

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