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マンションは管理費がかかるので一戸建てより損、は本当か?

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不動産の噂の真相Vol.4
オーシャンズ世代にとって“避けては通れない未来”のひとつに、「住まいをどうするのか」というテーマがある。結婚し、子どもが生まれ、やがて巣立っていく――そんな人生の物語をつむぐ舞台=住まいについて、実は私たちはそこまで深い知識を持っていない。なんとなく周りの意見やメディアの見出しやウワサ話に踊らされてはいないだろうか。この連載では、元SUUMO新築マンション編集長が、世の中に出回っている“不動産のウワサ”について徹底検証。信じるも信じないも、あなた次第です。

首都圏のマンション管理費の平均は、月額1万5000円ほどになる

マイホームを買うならマンションがいいのか、一戸建てがいいのか。筆者は、住宅情報誌の編集者時代にそうした相談を数多く受けてきた。それぞれに魅力があり、どちらがいいかは住む人が望む暮らし方次第なのだが、実際には暮らし方以上に「かかるお金の違い」を気にする人が少なくない。どういうことかといえば、彼らは「マンションは管理費がかかるので長い目で見て損」というウワサに判断を悩まされてしまうのだ。

マンションは集合住宅なので「共用部」が存在する。たとえば、エントランスホールやエレベーター、給水機などの機械設備も共用部の一部で、これらを維持管理するための費用が管理費となる。ある調査では、首都圏の管理費の平均は月額1万5000円ほどになり、管理費がかからない一戸建てに対し、ランニングコストが積み重なっていくことが「マンションは損」という懸念につながるわけだ。

ちなみにマンションを買うと、管理費とは別に「修繕積立金」と呼ばれる費用も毎月支払うことになる。これは将来の建物の修繕に備えて管理組合の口座に貯蓄していくお金で、日常的な維持管理に使われる管理費とは別に徴収される。修繕積立金の平均は初期設定で6000円ほど。築年数がたつにつれて徐々に値上げされていくケースが多い。ただ、建物の修繕費は当然だが一戸建てでもかかり、長期的に見れば費用の総額は大差がないという調査結果もある。したがって、マンションと一戸建てのかかる費用の違いは、実質的には管理費の有無に表れる。

ということを押さえたうえで、では毎月管理費がかかるマンションは本当に損なのだろうか。

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マンション , 不動産 , 住まい , 東京
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