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アメリカでも日本でもない。次なるデニム名産地のダークホースはココだ!

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デニムといえばオリジンのアメリカ? 今や世界で存在感を示す日本? いやいや、イタリアのデニムだって両者に引けを取らない!

そこで、言わずと知れたイタリアデニムのリーディングブランドの最新情報から、ご当地が生んだいい感じのものまで、気になるあれこれを総ざらい。


世界で唯一! ミラノにあるディーゼルのデニムサロンを知ってるか?

ディーゼルについてはもはや説明不要。誰もがよく知るイタリア屈指のファッションブランドは、近年、家具や照明、雑貨などの分野へも進出。2013年には、レディ・ガガのスタイリストでもあるニコラ・フォルミケッティをアーティスティックディレクターに迎えるなど、エネルギッシュに展開している。

そして最近、また新たな挑戦に打って出た。ミラノのサンバビラにある総面積1400㎡のショップをリニューアル。その地下1階に、「デニムマスタースタジオ」なるカスタマイズコーナーを作ったのである。というのも、昨今カスタマイズのリクエストが急増。顧客の要望に応えた形で、専門コーナーを設置するにいたったとか。まるでアトリエのような空間には、業務用のミシンが並び、店頭で選んだデニムの細部を自分好みにカスタマイズできる。裾直しはもちろん、飾りリベットを打ち込んだり、ワッペンをつけたりと、リクエストに合わせて専門のスタッフが丁寧に対応してくれる。
気軽に自分だけのオリジナルが作れてしまうこのサービス。日本上陸に期待したい。

DIESEL STORE MILANO SAN BABILA
(ディーゼル ストア ミラノ サンバビラ)
Piazza San Babila, 20122 Milano
電話番号:+39 02-7639-6762
営業:10:30〜19:30 (金曜10:00〜20:00、日曜12:00〜19:00)


8万円オーバーでも飛ぶように売れる、ヤコブ コーエンのデニムとは?

8万5000円(ヤコブ コーエン ギンザ シックス 03-3572-0017)

ヤコブ コーエンのデニムが作られるシチリア島の自社工場には、優れた技術と豊富な経験を誇る職人たちが働いている。同ブランドがズレや歪みが目立ちやすいカラーステッチを使用するのは、彼らの仕事への信頼と自信の表れだろう。
当然、シーズンごとに異なる国旗をパッチに施すフラッグシリーズも同様だ。しかも今季から、フラッグデザインをボタンへもあしらっている。

同シリーズで知られるのが、加工の工程で染み込ませたハーブの香り。はき込んでもその香りが再現できるよう、フレグランスボトルも付属している。このプライスをしてなお多くの人々に愛されるワケも納得である。



加工技術の粋を結集したリプレイを一度くらいはいてみたい!

4万8000円(ファッションボックスジャパン 03-5773-5098)

イタリアのデニムブランドを見てみると、秀逸な加工に目を奪われる。なかでもリプレイは頭ひとつ抜き出た存在だ。その持ちうる技術のすべてを注ぎ込んだのが、ハイエンドに位置付けられるマエストロシリーズである。
まず、洗いを全体に施し色を落とした後、職人たちが手作業でヤスリを使いながら1本1本、色の濃淡やダメージを加えていく。仕上げにオーブンを使った3D加工。
日本のデニム加工技術は信頼しているけれど、これは浮気したいかも。



美を追求した末に行き着いたガスのデニム

3万6000円(ガス ジャパン 03-5772-0124)

ガスのデニムが支持を得る理由。それは、ヴィンテージ風のルックスを作るための色落ちやダメージ加工の絶妙なさじ加減にある。
ヤスリをかけて風合いを出すサンディングという作業。そこに、イタリアらしい職人のこだわりが見てとれるのだ。そうして表現したのが、濃淡を出しながら土クサくなりすぎないこの自然な青み。
美脚を意識したストレートシルエットしかり、美への追求にこそ、イタリアデニムらしさがあると、再認識させてくれる。



デンハムのスゴさを証明するゴールドカラーの証し

3万2800円(デンハム・ジャパン 03-3496-1086)

コットン100%デニムに比べ、化繊混紡のストレッチデニムは、どうしても劣化が早い。生地が劣化すると復元力が低下し、生地が伸び切ってしまうのだ。
しかし、デンハムのレーザーGRMは、カンディアーニ製の高強度ストレッチを採用したことにより、快適さと長持ちの両方を実現。さらにはコットン100%に近い風合いもかなえている。その証しとなるのが、コインポケットのゴールドリベットやレーザーパッチに記された黄金のハサミなのだ。



ハレの場にデニムも、アルマーニ ジーンズのセットアップなら可能かも

5万6000円(ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070)
3万2000円(ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070)

デザイナー、ジョルジオ・アルマーニが手掛けるデニムラインで、取り上げたいトピックがある。ブランド初となるタキシードスタイルのセットアップだ。
10.5オンスの軽量なデニムを使用したそれは、拝絹や側章と言ったタキシードに則ったデザインディテールを踏襲している。ただ、着ていくほどに色落ちしてくサマはまさしくデニム。祝いの席に参加するたび、味を増すなんて、実にめでたい性格のやつである。


モノ作りに別段のこだわりがあり、「ヒトと同じものはイヤ」なミラネーゼに象徴されるように、個性が重要なウェイトを占めるイタリア。だからデニム作りへの執着も尋常ではなく、ワークウェアながらほかにはないカラーを打ち出す。そのため、どのイタリアデニムブランドを見ても非常に興味深い。アメリカや日本もいいが、イタリアのデニムをワードローブに加えるのも悪くないかも。


杉田裕一=写真(静物) 石黒亮一=スタイリング

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イタリア , デニム , 加工 , 職人
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