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「あと5年頑張れたら」69歳のガンダム総監督・安彦良和が伝えたい思い

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価値観のコリをほぐす“読むサプリ”
37.5歳におしえたいこと Vol.4
気持ちはまだまだ若いが、そろそろ成熟への一歩も踏み出す世代。それが37.5歳。だからこそ若者の間で流行っていることを知っておきたいし、先輩には引き続きアドバイスを頂戴したい。自分の「好きなモノ」だけでアタマの筋肉がカチコチにならないよう、同世代以外の著名人のみなさんに聞いてきた。「37.5歳におしえたいこと、ありますか?」

人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。

『機動戦士ガンダム』冒頭で語られる有名なナレーションの一節だ。いわゆるファーストガンダムの誕生から30年以上が過ぎ、その前日譚として描かれるのが、完全新作アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』シリーズである。約半年に1度のペースで劇場で上映され、この度上映された「激突 ルウム会戦」で5作目を数える。総監督は、キャラクターデザインと作画監督としてファーストガンダムに携わった“レジェンド”、安彦良和先生(69歳)だ。

アニメ制作の現場からは長く離れていたが、当時の“勘”は今も健在

本作では、ファーストガンダムの舞台である一年戦争の端緒となった軍事衝突「ルウム会戦」が描かれる。モビルスーツによる戦闘シーンもさることながら、突然の事態に巻き込まれ、翻弄される市井の人々も克明に描かれる。

「コミックを描いているときもそうでしたが、戦争の悲惨さは、しっかり伝えないといけないと思いましてね。『この世界の片隅に』という名作も見ましたが、そういうことをしっかり描くアプローチは正しいと思うんですよ」

『THE ORIGIN』シリーズは、ガンダム20周年の節目に安彦先生自ら手がけた同名のコミック作品が漫画原作。つまり原案であるアニメから、漫画原作となるコミック、さらにそのアニメ化の総監督まで、1から10まで手がけている。コミックとアニメ版を見比べると再現性が極めて高いことがわかるが、それは当のご本人が一連の作品にしっかり携わっているがゆえのこと。

「絵コンテは7〜8割を僕が切っていますが、今回の山場となる艦隊戦のシーンはカトキハジメがやっています。いろんなアイデアを出してくれたので、『じゃあやって』ということになって」

カトキハジメ氏(53歳)はメカニックデザイナーで、ガンダム作品にも多く携わっている。緻密で様式美に溢れた作風にはファンが多い。モビルスーツが補給艦からカタパルトを使わずに出撃するシーンなど、新たな解釈が盛り込まれている。

「描写はCGに助けられていますよね。もう随分アニメ制作の現場から離れていたので、テクニカルなところはわかりません。完全にお客さんですよ。ただ案外忘れていなかったのは、絵コンテを切ったりタイムシートを読んだりということです」

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