http://oceans.tokyo.jp/2017-0902-3/

通称「フレンチ・パイプライン」と呼ばれる村に行ってきた!

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「ぶらりバスクの旅」の第3回目。大西洋沿いに南へクルマを走らせて辿り着いたのは、ビッグウェーブスポットである街「ゲタリー」と、オッサンも虜にするおとぎ話の街「サン=ジャン=ド=リュズ」だ。

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ビアリッツの次の宿泊地は、国境を越えてフランスからスペインを目指す。世界一の美食の街と言われるサン・セバスティアン(=ドノスティア)だ。ビアリッツからはクルマで約1時間の距離。

Rentalcars.com(www.rentalcars.com)で予約したクルマは、ルノー タリスマン エステート(日本には輸入されていないルノーのフラッグシップ)。料金はフルプロテクトの保険を付けて3日間で3万2500円で、日本と比べると驚くほど安い! ヨーロッパのレンタカーでは珍しいオートマで、受け付けの女の子に「オートマだけど大丈夫?」と逆に心配されたのが印象的だった。

サン・セバスティアンまでの道程は、素敵な街とサーフスポットの宝庫。高速だとあっという間だけど、せっかくなので途中までは下道をチョイスした。そこで出会ったふたつの街を紹介しよう。

“フレンチ・パイプライン”を擁する街「ゲタリー」

ゲタリーには世界中からハードコアサーファーが集まる。この日はオンショアのダブルオーバーでクローズアウト。

サン・セバスティアンまでの途中、ビアリッツから20分ほど南にクルマを走らせて到着したのが「ゲタリー(Guethary)」。かつて捕鯨港として栄えた人口1300人ほどの小さな漁村には、“フレンチ・パイプライン”と呼ばれるフランス随一のビッグウェーブ・スポットがある。

ゲタリーのシンボル的存在の「HÔTEL LE MADRID」。ゲタリーは高台なので、ここから海を一望できる。

ゲタリーの目印は、この辺りでは珍しい青い窓のHÔTEL LE MADRIDとCAFÉ MADRID。いかにもビーチリゾートらしい雰囲気で、伝説のサーフポイントもここから一望できる。残念ながら、台風並みの低気圧が来ていたこの日は、ダブルオーバーのクローズ状態。かなりアウトで割れるので、仮にベストな状態だとしても、パドルアウトには根性と体力と経験が必要だろう。

左:Heteroclitoのテラスからは、海が一望できる。右:小さな街だが、カフェやレストランは充実している。

また、この日は時間がなかったので断念したが、ゲタリーは有名な魚介系のビストロやカフェもある。ビーチの目の前にあるカフェ「Heteroclito」とタパスバー「Kostaldea」は、ローカルと観光客が集まる有名店。新鮮な海老やムール貝を肴に、世界中から集まったビッグウェーバーのライディングを眺めるなんてのも楽しそうだ。

そして、海に入れなかったのでせめてもの想い出にお土産なんかを、と思って入ったのが、HÔTEL LE MADRIDの斜め前にあるサーフショップ「PARLEMENTIA」。サーフグッズのほかに、ローカルなアパレルも揃う地元の人気店だ。

PARLEMENTIA
ゲタリー土産に最適なローカルショップ

ゆるーい雰囲気の一軒家には、フランスっぽいデザインのTシャツやスウェットがずらり。

元コーヒーショップのオーナーが作り始めたTシャツが評判になり、いつしかゲタリー名物に。さまざまなデザインのTシャツ、スウェット、ビーチサンダル、バッグなどが並ぶ。ウィメンズ、キッズサイズもあるので、家族や彼女のお土産にもピッタリ!

左:ビーチサンダルやキャップもカワイイ。右:Tシャツやスウェットはバリエーション豊富に扱っている。

PARLEMENTIA
+33 5 59 24 33 59
4 Chemin du Port
64210 Guethary, France
11:00〜9:30 不定休
www.parlementia.com


おとぎ話のような街「サン=ジャン=ド=リュズ」

ゲタリーからさらに20分ほど南にクルマを走らせると、おとぎ話に出てくるような素敵な街並みが見えてくる。「サン=ジャン=ド=リュズ(Saint-Jean-de-Luz)」だ。ビアリッツほどの知名度はないものの、漁港としてもリゾート地としても昔から人気を集め、世界中から観光客が訪れる。

[左]白壁に赤い窓枠、屋根が、この地の伝統的な建築様式。[右]バスクの伝統的な料理はワイルドで美味い!

この街のいちばんの魅力は、白い壁に赤い窓枠と屋根のバスクの伝統的な建物が多く残るメルヘンチックな街並み。なかでも、バスクの伝統料理を出すビストロやスーベニアショップが連なるレオン・ガンベッタ通り、トゥラス通りと、ニヴェル川の河口にある漁港は必見! 女子はもちろん、オッサンでも心がトキメくに違いない。

遠浅で広々としたサン=ジャン=ド=リュズのビーチ。波は小さいが、サーフィンも楽しめる。

ビーチも魅力的だ。1km以上ある砂浜は、遠浅でのんびりした雰囲気。湾になっているので、波は小さめだが、ちゃんとサーフィンも楽しめる。なお、このビーチの2.5km沖合には、2002年に発見されたビッグウェーブ・ポイント「ベルハラ」がある。数年に一度しかブレイクしない幻の波だが、最大で18mもの波が立つという。

ビーチと街を歩くだけで、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような雰囲気に浸れるこの街からは、ふたつのスポットをご紹介。

MAISON ADAM
ルイ14世を虜にしたマカロンは必食!

外観はモダンな雰囲気の「メゾン アダム」。でも、お菓子はとことん伝統的だ。

この街で最も有名なパティスリー。ルイ14世とスペインのマリー・テレーズの結婚式が1660年に執り行われたとき、引き出物として出されたのがこの店のマカロン。見た目はまるでカ◯トリーマームのようなマカロンのアーモンドの深い旨味とサクッとした食感は最高! ガトー・バスクなどのバスクの伝統菓子や生菓子もある。

MAISON ADAM
+33 5 59 26 03 54
4 Place Louis XIV
64500 Saint-Jean-de-Luz, France
8:00〜20:00 不定休
www.maisonadam.fr


 ETXE NAMI
バスクにいながら日本を体感できる!

[左]外観は和と洋が混ざった雰囲気。[右]なんと流しそうめんのイベントも! Photo:Instagram @etxenami

「エチェ・ナミ」は、昨年オープンしたばかりの日本とバスクを繋ぐ文化施設。レストランでは天ぷら、ひじきのサラダ、焼うどんなど、日本で食べるのと遜色ないクオリティの和食が味わえる。ランチのうどんやどんぶりは15€だ。習字、藍染め、器作りなど、日本の伝統を伝えるワークショップも定期的に開催している。

[左]藍染めのイベントも開催。[右]うどんや丼は日本並みのクオリティ。Photo:Instagram @etxenami

ETXE NAMI
+33 5 59 85 51 47
11 Avenue Jaureguiberry
64500 Saint-Jean-de-Luz, France
10:00〜15:00、19:00〜22:00
http://etxenami.com/ja/

増田海次郎=取材・文

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グルメ , ゲタリー , サーフ , サンジャン , バスク , ビアリッツ
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