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バスクはヨーロッパのハワイ。ナポレオンも惚れた海を遊び尽くせ!

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グラン・プラージュは世界中から観光客が訪れる美しい白砂のビーチ。混雑必至だが、サーフィンも楽しめる。

ヨーロッパ随一のサーフパラダイスであり、なおかつ超絶的にメシが美味い場所。それが、今回特集するバスク地方である。フランスとスペインの国境にまたがり、北大西洋に面するビスケー湾とピレネー山脈に挟まれた風光明媚なこのエリアは、世界的に人気が急上昇中!
ここは例えるならばヨーロッパのハワイで、何度でもリピートしたくなるような魅惑的な“楽園”なのだ。

そんな楽しい場所の魅力を、
①フランス側バスクの中心地である「ビアリッツ」×2
②ビッグウェーブスポットである「ゲタリー」とオッサンも虜にするおとぎの国「サン=ジャン=ド=リュズ」
③スペインが誇る美食と海の街「サン・セバスティアン」
④バスクのサーフスポットガイド

の5回に分けてお届けする。
ということで、第1回目は「ビアリッツ」から。

ナポレオンは「ビアリッツ」の“いい波”まで見越していたのか?

オテル・デュ・パレはビアリッツの象徴であり街一番のホテル。料金の目安は、夏場でダブル1泊6万円代〜。

1854年、皇帝ナポレオン三世は、絶世の美女と言われたウジェニー王妃のために、豪奢な別荘をビアリッツに建設した。これをキッカケに、フランスはもちろん、イギリスやスペインの王族&貴族がビアリッツに訪れるようになり、捕鯨を中心とする小さな漁村だったビアリッツは、ヨーロッパ有数のビーチリゾートに生まれ変わることになる。ちなみに、前出の別荘は5つ星ホテル「オテル・デュ・パレ」として今も健在。世界中から富裕層がひっきりなしにやってくる。
と聞くと、金持ちのための鼻持ちならないリゾートを連想するかもしれないが、今のビアリッツは、いい意味で貴族的なものと庶民的なものが共存したのんびりした街である。超高級ホテルもあれば、1泊1万円以下で泊まれるホテルやAirb&bもあるし、ドレスアップして行きたいレストランやカジノもあれば、新鮮な海の幸をリーズナブルに食べられるビストロもある。そしてエルメスもあれば、そこかしこにオーシャンズ的なサーフショップも軒を連ねている。このミクスチャー感は世界広しといえど、どのサーフタウンにもないと思うのだ。

さすがのナポレオンも、今のビアリッツの姿は予測できなかったに違いない。

[左]エルメスもリゾート感あふれる雰囲気。 [右]カジノの前をサーファーが歩く光景はこの地ならでは。
瀟洒なビアリッツ駅。飛行機でパリ経由→ビアリッツが一般的だが、パリからTGVという手もある。所要時間は約4時間30分で、料金は往復で100〜200€が目安。空港、駅からビアリッツの中心部までは、タクシーで10分程度だ。

アフターディナーのサーフィンか? アフターサーフのディナーか? いや両方だ!

メインビーチのグランド・プラージュは白砂の美しいビーチ。夏になると飴玉のようなカラフルなストライプのテントがところどころに立ち、穏やかな環境で老若男女が海水浴や日光浴を楽しむ。そして秋になるとサーフシーズン本番。ポイントやレンタルボードなどは5回目で解説するが、サマータイム(今年は10月29日まで)は夜10時頃まで明るいので、ディナーのあとにサーフィン! なんていう日本では考えられない遊びもできるのだ。

波に乗って減った腹を満たすのか、たらふく食べた分のカロリーをサーフィンで消費するか。いずれにしてもアクティブ派のオッサンにはうれしい街じゃないか。

サーフィンのメインビーチはコート・デ・バスク。何だか、海に入んなくても楽しそう。

ショッピングとグルメの充実度は、世界のどのサーフタウンと比べてもずば抜けている。小さな街には「ギャラリー・ラファイエット」(パリが本店の百貨店)、ハイブランドの直営店、個人経営のセレクトショップ、ローカルブランドを揃えたサーフショップが混在していて、パートナーと一緒に行ってもクレームが出ることとはないだろう(お金は出ていくかもしれないけれど……)。食事も、伝統的なバスク料理のビストロから、モダンなフレンチ、グルメバーガーまでもが幅広く楽しめる。

マルシェの付近は美味しい店が集まっているエリア。写真は21時頃で、まだ昼間みたいな明るさだ。

街でいちばん盛り上がっているのは、マルシェ(市場)の付近。さまざまなレストランやバー、カフェが並び、夜遅くまでワイワイやっている。ローカルはとてもフレンドリーで、カタコトの日本語で話しかけられることも多い。その市場から、もうひとつのサーフポイントであるコート・デ・バスクに向かうガンベッタ通り沿いは、新しい店が続々とオープンしていて要注目のエリア。

次回は、その旅路で立ち寄るべきオススメのショップを紹介する。

増田海治郎=取材・文

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