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Fish Men’s Dream 〜3本フィンだけがサーフボードじゃない〜

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ただくつろぐだけでも気持ち良い時間を過ごせ、サーフィンをした瞬間に人生は大きく変わってしまう。ひとつのシーンからそんな海の魅力を発見していくコラム 。
SEAWARD TRIP!

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今回は「Fish Men’s Dream 」

もう随分と長く、サーフボードの市場はスラスターと呼ばれるデザインが多数を占めてきた。ノーズが尖り、テールは四角くなっている形状で、3本のフィンがセットされたデザインだ。
いわばサーフボードの主流派。だから乗り味には安定感がある。〝まったくダメ〞といった駄 作と出合うことは少ない。主流派ではないボードデザインには手を出しづらい、という気持ちもわかる。ただ世に存在するデザインは千差万別。サーフィンの楽しさも、それほどまでに多様なのだ。
近年、日本でも注目されるフィッシュというモデルは、テールが大きくふたつに割れた形状が目を見張るサーフボード。全体的にぼってりとしていて、フィンは2本が基本。スラスターとは乗り味が大きく異なり、その異なる乗り味が、多くのサーファーをトリコにしていった。魅力のほどは、今春発売されたムービー『フィッシュ:サーフボード・ドキュメンタリー』に詳しい。フィッシュを愛する者たちの夢が詰まった作品になっている。

自動車の世界にはF 1レースを頂点に進化を遂げるひとつの側面があるように、コンペティションで勝つことを目標に進化を遂げてきたサーフボードのデザインがスラスターだった。一方のフィッシュは、米国サンディエゴにある、とあるサーフスポットの波を楽しむために生まれたデザイン。誕生のルーツ、進化の系譜がまったく異なるのである。そして『フィッシュ:サーフボード・ドキュメンタリー』には、このフィッシュにまつわる物語が収録されている。

写真=© 2016 F r e e w a y P r o j e c t
文・写真セレクト=小山内 隆

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seaward , サーファー , サーフィン ,
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